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2023年09月04日

楽しい農業体験!大人も楽しめるさまざまな体験について解説

みなさんは、これまでに農業体験を経験したことはありますか。最近では、都市部に住む人たちを中心に農業体験への関心が高まっています。 安心・安全な食材の追求や心身のリフレッシュ、ストレス解消、観光の一環、就農への第一歩など、そのニーズは多岐にわたります。食育や学校の総合学習で行われる農業体験から、企業の社員研修や福利厚生プログラムへの導入など、さまざまな事例も見られるのです。

では、なぜ今、農業体験が注目を集めているのでしょうか。全国各地の事例を紹介しながら、農業体験の魅力に迫りましょう。農業体験とは、農作業体験だけでなく、農産物の加工体験や生活文化体験・アウトドア・レジャー体験など、広範な体験を含んでいます。

1. どんな農業体験ができるの?農業体験の分類と特徴

農山漁村地域での農業体験は、さまざまな種類があります。地域の風土や気候によって栽培できる作物が異なり、地理的環境や気象条件も多様です。以下では、体験内容に基づいて6つの類型にまとめました。

1-1. 農作業体験について

田植えや稲刈り、野菜の植付けや収穫、果樹の栽培(摘果や剪定)、乳搾りや家畜の餌やりなど、農家の仕事を実際に体験できます。また、後ほど紹介する林業体験や漁業体験と組み合わせて、通常は見ることのできない農林水産物の生産現場を目の前で経験することで、食や農林水産業に対する関心や理解が深まるでしょう。また、生産者への感謝や食料を大切にする気持ちも育まれ、食育基本法においても重要視されています。国(農林水産省)としては、農林漁業体験の普及・推進に取り組んでいます。

1-2. 農産物加工体験について

農産物を使って加工食品を作る貴重な体験です。味噌づくりやこんにゃくづくり、そば打ち、もちつき、豆腐づくり、ジャムづくり、バターやソーセージなど、地域によってさまざまな種類の体験が提供されています。普段食卓やスーパーで見たり口にしたりする食材が、どのように作られているのか、何からできているのか、意外と知らない方も多いのではないでしょうか?

1-3. 林業体験について

山林の下草刈りや枝打ち、植林・植樹、しいたけの駒打ち、山菜・きのこ刈りなど、さまざまな活動があります。林業体験は、食や農林水産業への理解を深めるだけでなく、環境保全や自然との共生を目指すために行われることもあります。多くの場合、NPOなどのボランティア活動として実施され、その特徴ともいえるでしょう。

1-4. 漁業体験について

地曳網やカゴ網漁、刺し網漁、海釣りや干物づくりなど、漁師さんの仕事を自分自身で経験できます。

1-5. 生活文化体験について

農村や漁村の生活を実際に経験するだけでなく、その地域で使われてきた古い道具や生活必需品を自分で作ることもできる体験です。稲刈り後のわらを使ったわら細工や竹細工、藍染めや草木染めなどの染色体験、炭焼き、和紙作り、陶芸、伝統芸能の鑑賞など、さまざまな活動があります。

1-6. アウトドア・レジャー体験について

トレッキングや森林散策、カヌーやシュノーケリング、乗馬、釣り、野鳥や星空観察など、自然に囲まれた環境で身体を動かしたり、スポーツを楽しんだり、五感を研ぎ澄ますことのできる体験です。都会の喧騒から離れ、ゆったりとした時間を過ごすこともでき、とくに家族連れに人気のある体験です。自然の中でリフレッシュし、新たなエネルギーを充電しましょう。

2. グリーン・ツーリズムインストラクターとは

農林漁業体験を案内し指導してくれる方をグリーン・ツーリズムインストラクターと呼んでいます。グリーン・ツーリズムインストラクターは、工業技術やスポーツなどの分野で指導を行う立場の人を指します。農業体験では、国家資格や都道府県の認定が必要ない場合もありますが、一部の体験活動には経験やスキルを持ったインストラクターが必要です。その場合は、地元の高齢者など、地域の専門家や達人がインストラクターとして活躍することもあります。 グリーン・ツーリズムを推進するためには、農山漁村を訪れる都市住民に対して、地域の魅力を案内し、地域に関心や愛着を持ってもらうことが重要です。

3. 農業体験のメリット

農業に興味はあるけれど、都会に住んでいるため実際の農作業を経験したことがない方は多いのではないでしょうか。とくに都会では農業に触れる機会が限られています。そんな中、最近では都会の人々が農業体験を積極的に取り入れるようになっています。では、農業体験にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

3-1. 農業の仕事を知る

農業体験の2つ目のメリットは、子どもたちと一緒に食育ができることです。普段、畑や田んぼなどの風景を目にする機会が少ない場所で成長する子どもたちは、お米がどのようにしてできるのかや、人参がどのように成長するのかといったことを知らないことも珍しくありません。そのため、彼らにとって野菜はスーパーマーケットで手に入るものという認識になりがちです。 農業体験を通じて、「野菜は人々が一つ一つ丁寧に作っているんだ」「野菜はこのように成長しているんだ」といったことを実際に目で見て学べます。野菜が生産されている現場を見ることで、食への意識が芽生え、子どもたちの関心も高まります。これによって食育にも繋がるのです。

3-2. 子どもとの食育

農業体験の2つ目のメリットは、子どもたちと一緒に食育ができることです。普段、畑や田んぼなどの風景を目にする機会が少ない場所で成長する子どもたちは、お米がどのようにしてできるのか、人参がどのように成長するのかといったことを知らないことも珍しくありません。

そのため、彼らにとって野菜はスーパーマーケットで手に入るものという認識になりがちです。農業体験を通じて、「野菜は人々が一つ一つ丁寧に作っているんだ」「野菜はこのように成長しているんだ」といったことを実際に目で見て学べます。野菜が生産されている現場を見ることで、食への意識が芽生え、子どもたちの関心も高まります。これによって食育にも繋がるのです。

3-3. 田舎暮らしを楽しむ

農業体験は、主に都心から離れた田舎地域で行われます。1日の体験だけでなく、田舎の古民家での宿泊体験もあります。宿泊付きの農業体験では、農作業だけでなく、田舎ならではの自然での遊びや地元の料理、地域の人々との交流も楽しめるでしょう。広大な自然や田舎独特の温かい料理を体験することで、疑似的に田舎暮らしを味わえるのも農業体験のメリットです。 これは移住を考えている人にとって、自身に合った土地やその暮らし方を考えるうえで重要な手がかりとなるでしょう。

4. まとめ

農業体験にはいくつかの種類があります。よくイメージされるのは、収穫体験でしょうが、他にも、林業や漁業を体験することも可能です。どの体験も、子どもだけではなく、大人もさまざまな発見があるでしょう。ぜひ、さまざまな体験に参加してください。 「K’s Garden Lab.」では農業研修など、さまざまな農業サービスを提供しています。農業体験についてもご興味がありましたら、お気軽にご連絡ください。